売買1位の大手不動産屋は?2017年「売買仲介実績ランキング」TOP10

不動産仲介実績ランキング2017

2017年版「不動産売買仲介実績ランキング(2016年度=2017年3月期)」がついに発表された。中古マンションなど不動産価格の上昇により手数料収入がほとんどの会社でアップ、気になる1位はあの大手不動産仲介会社だった。ランキングTOP10をまとめてご紹介する。

 

不動産売買仲介実績ランキング2017年版が発表

2017不動産仲介実績ランキング2

首都圏流通動向(東日本レインズ)によると、16年度の中古マンションの成約件数は3万7466件(前年度比6.7%増)で2年連続で前年度を上回り、過去最高だった。また、成約物件のm2当たり単価も、首都圏平均48.43万円(同5.4%上昇)で4年連続の上昇。成約物件価格は3078万円(同5.0%上昇)で、こちらも4年連続の上昇で、こうした物件単価の上昇を受けて、売買仲介実績も堅調だった。手数料収入はほとんどの会社で増収となったが、前期に比べると減収の企業が増えているのが気がかりなところだ。

このような状況において、中古不動産の売買仲介の大手がどこなのかわかる、毎年注目を集めている「不動産売買仲介実績ランキング」(株式会社住宅新報社調べ)が今年も発表された。気になる1位はあの不動産会社だった。

 

こちらの数字は原則、売買仲介のみの数字で両手取引は1件でカウントしています。仲介手数料の上限額は3%+6万円です。両手仲介の場合は6%+12万円です。

【第10位】オープンハウス

オープンハウスHP2017

手数料収入 78億円(前期比24.6%)
取扱件数 3024(前期比27.4%)
取扱高 1457億円(前期比27.4%)
店舗数 21(前期比+4)
1件あたり平均物件価格 4819万円
手数料率 5.4%
1件あたり平均手数料 260万円
1店舗あたり平均手数料収入 37566万円

本社は東京都千代田区。「東京に、家を持とう。」のキャッチコピーで有名なOPEN HOUSE。主力は都内に新築住宅を建てて販売する建売住宅。特に狭小地での手ごろな価格での販売に強みを持つ。全ての数字で大幅に上昇し、今回初めて売買仲介TOP10にランクインした。これは高騰するマンションから戸建てへ客足が移っていることを如実に物語っているといえよう。

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2017.02.15

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2016.05.14

※オープンハウスは9月期決算です。

 

【第9位】大京穴吹不動産

大京穴吹不動産HP2017

手数料収入 81億円(4.6%)
取扱件数 6828(4.0%)
取扱高 1721億円(6.5%)
店舗数 70(+3)
1件あたり平均物件価格 2521万円
手数料率 4.7%
1件あたり平均手数料 120万円
1店舗あたり平均手数料収入 11712万円

本社は東京都渋谷区。オリックスグループ。大京の「ライオンズマンション」シリーズ、穴吹工務店の「サーパスマンション」シリーズで有名。ここ数年は、特に買取事業(買取再販)に力を入れて収益を伸ばしている。他の会社と比較して地方に多く店舗展開しており、物件価格が都内に比べて下がるため、取扱件数に対して手数料収入が低い。

 

【第8位】三菱地所リアルエステートサービス

三菱地所リアルエステートサービスHP2017

手数料収入 92億円(22.3%)
取扱件数 1314(2.8%)
取扱高 1721億円(6.5%)
店舗数 9(0)
1件あたり平均物件価格 23507万円
手数料率 2.9%
1件あたり平均手数料 701万円
1店舗あたり平均手数料収入 102377万円

本社は東京都千代田区。三菱地所の子会社で、法人事業に特化している。収益マンションやオフィスビルなどの仲介が多いため、1件あたりの物件価格や手数料が高い。法人仲介において大型案件の増加などで、手数料収入が大幅に増加した。

 

【第7位】みずほ不動産販売

みずほ不動産販売HP2017

手数料収入 140億円(3.9%)
取扱件数 4231(1.9%)
取扱高 3088億円(58.3%)
店舗数 45(0)
1件あたり平均物件価格 7921万円
手数料率 4.2%
1件あたり平均手数料 333万円
1店舗あたり平均手数料収入 31328万円

本社は東京都中央区。信託系で、みずほフィナンシャル・グループの不動産会社。近年、不動産事業に力を入れているが、信託財産にある不動産を出口として扱うことが多いため、大きめの宅地(戸建て)などが多い。

 

【第6位】三菱UFJ不動産販売

三菱UFJ不動産販売HP2017

手数料収入 173億円(0.2%)
取扱件数 5574(−8.3%)
取扱高 4268億円(−3.4%)
店舗数 43(0)
1件あたり平均物件価格 7658万円
手数料率 4.0%
1件あたり平均手数料 311万円
1店舗あたり平均手数料収入 4434万円

本社は東京都千代田区。信託系で、三菱UFJフィナンシャル・グループの不動産会社。8位の三菱地所リアルエステートサービスは、三菱地所の子会社でデベロッパー系。このあたりの違いについて知りたい方は、以下の記事に詳しく書いているのでご覧いただきたい。

日本郵政が野村不動産を買収する理由は野村不動産アーバンネット?

2017.05.15

 

【第5位】三井住友トラスト不動産

三井住友トラスト不動産HP2017

手数料収入 190億円(11.2%)
取扱件数 7362(2.1%)
取扱高 4508億円(7.6%)
店舗数 72(+1)
1件あたり平均物件価格 6124万円
手数料率 4.2%
1件あたり平均手数料 258万円
1店舗あたり平均手数料収入 26398万円

本社は東京都千代田区。三井住友信託銀行グループの不動産会社。もちろん信託系。信託財産での不動産活用に強みがあるが、エンド(一般消費者)仲介に関してもそこそこ強い。

 

【第4位】野村不動産グループ

野村不動産アーバンネットHP2017

手数料収入 302億円(8.0%)
手数料割合 リテール66.0%/ホール34.0%
取扱件数 8272(7.3%)
取扱高 7451億円(4.4%)
店舗数 78(+6)
1件あたり平均物件価格 9008万円
手数料率 4.0%
1件あたり平均手数料 366万円
1店舗あたり平均手数料収入 38824万円

本社は東京都新宿区。「野村の仲介+(PLUS)」のブランド名で知られる。大手不動産会社の中では、最もネット集客に力を入れており、効果も出ている。

※野村不動産と野村不動産アーバンネットにおける仲介の合計の数字です。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

坂根大介

1986年大阪生まれ。関西大学文学部卒業。野村證券株式会社に入社し、国内リテール業務を経て、その後三井不動産リアルティ株式会社(三井のリハウス)にて不動産仲介を行う。ITを駆使して資産として不動産を高く売却するために、2015年12月に日本で初めて、実際に不動産(マンション)を売却した不動産会社名と売却価格がわかる「iQra-channel(イクラちゃんねる)」をリリースし、売却実績の情報開示を行いつつ、不動産売却に関わる情報も発信している。宅地建物取引士。