不動産屋社長のためのnote
売買1位の大手不動産屋は?2020年「売買仲介実績ランキング」TOP10

売買1位の大手不動産屋は?2020年「売買仲介実績ランキング」TOP10

(※毎年5月下旬に発表されますが、2020年版はコロナの影響で不動産会社の実績集計が遅くなっているようです。2019年のデータになりますがお楽しみください。)

2019年版「不動産売買仲介実績ランキング(2018年4月〜2019年3月)」が発表されました。中古マンションなど不動産価格の上昇により手数料収入がほとんどの会社でアップ、気になる1位はあの大手不動産仲介会社でした。ランキングTOP10をまとめてご紹介します。

不動産売買仲介実績ランキング2019年版が発表

2017不動産仲介実績ランキング2

首都圏流通動向(東日本レインズ)によると、18年度の中古マンションの成約件数は3万7,601件(前年度比1.2%増)と、2年ぶりに前年度および過去最高だった2016年度を上回りました。また、成約物件のm2当たり単価も、首都圏平均52万円(同2.7%上昇)で6年連続の上昇。成約物件価格は3,354万円(同3.1%上昇)で、こちらも6年連続の上昇で、物件単価の上昇を受けて、売買仲介実績も堅調でした。手数料収入はほとんどの会社で増収となりましたが、前期に比べると減収の企業が増えているのが気がかりなところです。

このような状況において、中古不動産の売買仲介の大手がどこなのかわかる、毎年注目を集めている「不動産売買仲介実績ランキング」(株式会社住宅新報社調べ)が今年も発表されました。気になる1位はあの不動産会社でした。

こちらの数字は原則、売買仲介のみの数字で両手取引は1件でカウントしています。仲介手数料の上限額は3%+6万円です。両手仲介の場合は6%+12万円です。

【第1位】三井不動産リアルティ

手数料収入 850億円(6.2%)
取扱件数 41,533(2.1%)
取扱高 17,068億円(8.8%)
店舗数 281(0)
1件あたり平均物件価格 4,110万円(+253万円)
手数料率 5.0%
1件あたり平均手数料 205万円(+8万円)
1店舗あたり平均手数料収入 3249万円
本社は東京都千代田区。三井不動産の子会社で「三井のリハウス」のブランド名で知られています。三井不動産リアルティは大きく「三井のリハウス」と「三井のリパーク」とで分かれており、取扱件数は、1986年から33年連続で全国No.1。

※連結対象子会社以外のリハウス各関連会社を含みます。

【第2位】住友不動産販売

住友不動産販売HP2017

手数料収入 696億円(5.0%)
取扱件数 37,643(1.6%)
取扱高 13,263億円(5.5%)
店舗数 270(+4)
1件あたり平均物件価格 3,253万円(+130万円)
手数料率 5.2%
1件あたり平均手数料 185万円(+7万円)
1店舗あたり平均手数料収入 25,777万円
本社は東京都新宿区。「住友の仲介STEP(ステップ)」のブランド名で知られています。関西圏では絶対的な集客力があり、三井のリハウスも関西においては住友不動産販売に及びません。全体でみても、取扱件数で過去最高を更新し、取扱高は5期連続で1兆円の大台を突破しています。

【第3位】東急リバブル

東急リバブルHP2017

手数料収入 601億円
取扱件数 25,570(4.8%)
取扱高 12,455億円(−5.3%)
店舗数 182(+8)
1件あたり平均物件価格 4,871万円(−518万円)
平均手数料率 4.8%
1件あたり平均手数料 235万円(+9万円)
1店舗あたり平均手数料収入 33,021万円
本社は東京都渋谷区。首都圏(東急沿線)に強みがありますが、近年は関西においても積極的に攻勢をかけており、大手不動産会社の中で、最もいち早く新しい消費者向けサービスを取り入れています。取扱高の減少については「17年度にホールセールの大型案件があった影響」としています。一方、取引の7割を占める対エンド(消費者)向けのリテール仲介は、実需が堅調で、全エリアで件数と手数料収入共に前年を上回りました。

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【第4位】野村不動産グループ

野村不動産アーバンネットHP2017

手数料収入 331億円(4.7%)
手数料割合 リテール65.0%/ホール35.0%
取扱件数 8,922(4.2%)
取扱高 7,673億円(−4.2%)
店舗数 86(+3)
1件あたり平均物件価格 8,600万円(−752万円)
手数料率 4.3%
1件あたり平均手数料 371万円(+2万円)
1店舗あたり平均手数料収入 38,488万円
本社は東京都新宿区。「野村の仲介+(PLUS)」のブランド名で知られています。大手不動産会社の中では、最もネット集客に力を入れており、SEO対策含めて効果が出てきています。

※野村不動産と野村不動産アーバンネットにおける仲介の合計の数字です。

【第5位】三井住友トラスト不動産

三井住友トラスト不動産HP2017

手数料収入 206億円(2.1%)
取扱件数 7,935(0.7%)
取扱高 5,042億円(1.8%)
店舗数 72(0)
1件あたり平均物件価格 6,354万円(+70万円)
手数料率 4.1%
1件あたり平均手数料 260万円(+4万円)
1店舗あたり平均手数料収入 28,611万円
本社は東京都千代田区。三井住友信託銀行グループの不動産会社で信託系不動産会社です。信託財産での不動産活用に圧倒的に強みがあるため、エンド(一般消費者)仲介でも特に面積が広い土地に関して強みがあります。

【第6位】三菱UFJ不動産販売

三菱UFJ不動産販売HP2017

手数料収入 175億円(−9.5%)
取扱件数 5,569(−3.3%)
取扱高 4,149億円(−13.9%)
店舗数 48(3)
1件あたり平均物件価格 7,450万円(−912万円)
手数料率 4.2%
1件あたり平均手数料 314万円(−22万円)
1店舗あたり平均手数料収入 36,458万円
本社は東京都千代田区。信託系で、三菱UFJフィナンシャル・グループの不動産会社です。8位の三菱地所リアルエステートサービスは、三菱地所の子会社でデベロッパー系です。このあたりの違いについて知りたい方は、以下の記事に詳しく書いているのでぜひ読んでみてください。中核都市に店舗を置き、銀行系の顧客からの紹介を中心に広範囲のエリアに渡って仲介を行っています。

日本郵政が野村不動産を買収する理由は野村不動産アーバンネット?

2017.05.15

【第7位】みずほ不動産販売

みずほ不動産販売HP2017

手数料収入 153億円(−1.5%)
取扱件数 4,125(−2.6%)
取扱高 3,845億円(−2.9%)
店舗数 42(−1)
1件あたり平均物件価格 9,321万円(−27万円)
手数料率 4.0%
1件あたり平均手数料 371万円(+2万円)
1店舗あたり平均手数料収入 36,428万円
本社は東京都中央区。信託系で、みずほフィナンシャル・グループの不動産会社です。近年、不動産事業に力を入れていますが、主に法人取引がメインで、そこに紐づく信託財産などの売買が多いです。

【第8位】三菱地所リアルエステートサービス

三菱地所リアルエステートサービスHP2017

手数料収入 98億円(2.7%)
取扱件数 1,129(−2.8%)
取扱高 3,073億円(31.1%)
店舗数 8(−1)
1件あたり平均物件価格 27,219万円(+7,056万円)
手数料率 3.2%
1件あたり平均手数料 868万円(+42万円)
1店舗あたり平均手数料収入 122,500万円
本社は東京都千代田区。三菱地所の子会社で、法人事業に特化しています。具体的には、収益マンションやオフィスビルなどの仲介が多いため、1件あたりの物件価格や手数料が高く、法人仲介において大型案件の増加などで、手数料収入が大幅に増加しました。18位の三菱地所ハウスネットが居住用仲介のリテール部門となっており、三菱系マンションの管理会社による紹介案件比率も大きいです。

【第9位】大京穴吹不動産

大京穴吹不動産HP2017

手数料収入 76億円(−3.9%)
取扱件数 6,580(−3.3%)
取扱高 1,686億円(−2.7%)
店舗数 75(+1)
1件あたり平均物件価格 2,562万円(+17万円)
手数料率 4.5%
1件あたり平均手数料 116万円(0)
1店舗あたり平均手数料収入 1133万円
本社は東京都渋谷区。オリックスグループ。大京の「ライオンズマンション」シリーズ、穴吹工務店の「サーパスマンション」シリーズで有名です。ここ数年は、特に買取事業(買取再販)に力を入れて収益を伸ばしています。他の会社と比較して地方に多く店舗展開しており、物件価格が都内に比べて下がるため、取扱件数に対して手数料収入が低いです。

【第10位】東宝ハウスグループ

東宝ハウス

手数料収入 74億円(前期比18.4%)
手数料割合 リテール100%/ホール0%
取扱件数 4,708(前期比19.2%)
取扱高 1,580億円(前期比15.9%)
店舗数 15(前期比1)
1件あたり平均物件価格 3,356万円
手数料率 4.7%
1件あたり平均手数料 157万円
1店舗あたり平均手数料収入 49,333万円
本社は東京都新宿区。仲介業でも対エンド(消費者)に特化し、創業から40年以上無借金経営を続けています。近年、勢いを増しており、今回TOP10入りを果たしました。

【補足】11位〜の不動産売買仲介会社

会社名 手数料収入(前期比) 手数料割合(リテール/ホール) 取扱件数 取扱高 店舗数
11 大和ハウスグループ 70億円(17.0%) 3,552件(2.5%) 1,456億円(1.3%) 47(+3)
12 住友林業ホームサービス 64億円(−3.7%) 4,227件(−1.7%) 1,363億円(21.0%) 14(+2)
13 大成有楽不動産販売グループ 63億円(−8.9%) 90%/10% 4,029件(−5.4%) 1,535億円(4.1%) 48(−1)
14 近鉄不動産 58億円(9.9%) 94%/6% 4,349件(6.7%) 1,207億円(0.3%) 102(+2)
15 スターツグループ 53億円(0.0%) 2,224件(−7.8%) 1,017億円(2.3%) 44(+1)
16 長谷工リアルエステート 28億円(3.0%) 1,394件(−28.5%) 861億円(−5.3%) 34(+2)
17 東京建物不動産販売 35億円(3.6%) 25.6%/74.4% 1,056件(16.3%) 911億円(−3.6%)  8(0)
18 三菱地所ハウスネット 28億円(3.0%) 1,394件(−1.9%) 1,160億円(37.5%) 14(+1)
19 ポラスグループ・中央住宅 23億円(7.6%) 100%/0% 2,251件(5.3%) 704億円(1.6%) 19(2)
20 日本土地建物販売 22億円(−37.6%) 18%/82% 296件(−31.2%) 443億円(−10.6%) 23(2)
21 小田急不動産 20億円(−4.2%) 1,328件(−1.6%) 481億円(2.6%) 20(0)
22 朝日住宅 11億円(−0.3%) 100%/0% 998件(2.4%) 467億円(23.8%) 16(0)
23 京王不動産 11億円(−3.1%) 694件(−4.5%) 270億円(−1.3%) 11(0)
24 相鉄不動産販売 10億円(11.9%) 660件(7.1%) 184億円(−4.5%) 9(0)
25 京急不動産 7億円(−5.2%) 531件(1.5%) 241億円(48.7%) 10(0)
番外 センチュリー21・ジャパン 311億円(−1.5%) 26,787件(1.0%) 6,744億円(−3.4%) 935(14)
番外 イエステーション 59億円(−2.0%) 100%/0% 7,728件(−5.5%) 1,123億円(3.4%) 139(+8)
番外 MEgroup 48億円(21.5%) 1,987件(16.1%) 468億円(6.1%) 8(+2)

(※データは基本的に株式会社住宅新報社が調査した2018年4月~2019年3月の間の、各事業者の決算をもとにしています。日本土地建物販売は10月期決算。東京建物不動産販売は12月期決算。)

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