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遺留分減殺(いりゅうぶんげんさい)とはなにかわかりやすくまとめた

遺留分減殺(いりゅうぶんげんさい)とはなにかわかりやすくまとめた
不動産屋
遺留分減殺(いりゅうぶんげんさい)とはなんですか?

遺言書に関係なく、相続人に遺産の一定割合の取得を権利として保証するものを侵害されること

遺留(いりゅう)は、死後に残すことという意味です。遺留分とは、被相続人(亡くなった人)が、相続人(兄弟姉妹を除く相続を受ける人)に対して、遺言書に関係なく、遺産の一定割合の取得を権利として相続人に保証する(相続人の立場からすれば、必ずもらうことができる)ものです。

相続人 全体の遺留分 相続財産に対する相続人の遺留分
配偶者のみ 1/2 配偶者1/2
配偶者と子 1/2 配偶者1/4 子1/4
子のみ 1/2 子1/2
配偶者と親 1/2 配偶者1/3 親1/6
親のみ 1/3 親1/3
兄弟姉妹 0 遺留分なし

財産は遺言(いごん・ゆいごん)により自由に分与できるのが原則ですが、無制限ではなく、遺留分に相当する分は、法律上は、すべての相続人が必ずもらうことができます。仮に遺言に「愛人の子供に全て遺産を渡す」と書いてあっても、最大1/2までということになります(残りの1/2で配偶者や子でわけます)。

遺贈(いぞう)とはなにかわかりやすくまとめた

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2018.12.24

遺産分与により実際に取得した財産が遺留分より少ないことを、遺留分の侵害といいます。仮に、自分の遺留分が侵害されても、その人が良いのであればなんの問題もありません。

ただし、遺留分が侵害されたことに納得がいかないとき、遺留分を取り戻すためには、侵害している人間に対して、自分から遺留分減殺(いりゅうぶんげんさい)の請求(遺留分減殺請求といいます)をしなければなりません。減殺(げんさい)とは減らすこと、少なくなることの意味なので、遺留分が減らされていることに対して、正当な権利を求める(請求)ということになります。

このため、遺留分減殺という登記原因は、相続人の間で争いがあったことを示します。遺留分減殺の原因日は、減殺の請求をした日です。

遺留分減殺の登記

(遺留分減殺の登記)

相続登記とはなにかわかりやすくまとめた

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2017.01.13
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この記事の執筆者

坂根 初音
坂根 初音さかね はつね

はつね司法書士事務所代表。司法書士。1986年大阪生まれ。大阪大学外国語学部中国語専攻卒業。
大学卒業後、ダイキン工業株式会社に入社し、物流本部にて実務を経て、その後L&P司法書士法人にて不動産登記を行う。
特に、得意な英語・中国語を活かして、外国人向けの不動産売買取引の登記実務や相続実務についてわかりやすく発信している。また売買契約書の作成や各種登記関係書類の翻訳や通訳業務もおこなっている。
運営しているサービスは、「外国人の不動産登記.com」など。
主な資格・実績は、司法書士、中学校・高等学校教諭一種免許状(英語・中国語)、英検準1級、TOEIC895点など。

この記事の監修者

坂根 大介
坂根 大介さかね だいすけ

イクラ株式会社代表。1986年大阪生まれ。関西大学文学部卒業。
野村證券株式会社に入社し、国内リテール業務を経て、その後三井不動産リアルティ株式会社三井のリハウス)にて不動産売買仲介を行う。
「証券×不動産(売買)×IT」という強みと、契約実務や物件調査の経験をもとに、プロ向けに不動産の調査方法や用語解説、不動産市況、不動産屋社長のためのノートなどをわかりやすく発信している。
イクラ株式会社では、過去に家が売れた成約価格がわかり、売買実績豊富な信頼できる不動産会社とチャットで相談できる「イクラ不動産」を運営。日本経済新聞にも取り上げられる。
また、司法書士事務所では、不動産登記の専門家として登記だけでなく、離婚協議書の作成や遺産分割協議書の作成、相続登記、自己破産の申請を数多く行っており、住宅ローンなど金銭的問題・離婚・相続などを中心に法律に関わる不動産売却の相談が年間1000件以上ある。
主な資格は、宅地建物取引士JSHIホームインスペクター2級FPなど。

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