不動産をできるだけ高く「買取」してもらうには?

不動産をできるだけ高く「買取」してもらうには?

不動産を売却するとき、売主としては不動産を「できるだけ高く、できるだけ早く、できるだけ周囲にバレず」に売却したいと最初に考えることでしょう。

不動産買取とは?

このうち「できるだけ早く、できるだけ周囲にバレず」に売却できる方法が「買取」です。数日後には現金を手にすることができます。しかし、「できるだけ高く」は難しく、一般的に「買取」は「仲介」に比べて売却金額が安くなります。不動産の売却方法にはこの「買取」と「仲介」の2種類があります。

不動産売却方法の一つ「買取」はどのような売却の場合に選ぶべきか

2016.10.14

不動産売却方法の一つ「仲介」はどのような売却の場合に選ぶべきか

2016.10.12

しかし「買取」を選んで「できるだけ高く」は本当に難しいのでしょうか。

ここでは、「不動産をできるだけ高く買取してもらう方法」について説明します。

できるだけ高く買い取ってもらう方法

不動産売却方法の一つ「買取」はどのような売却の場合に選ぶべきか』でも説明していますが、不動産業者は、購入した不動産を相場価格で売却できることを前提に、買取価格を逆算して出します。下記のように、相場価格から不動産買取にかかる経費と不動産業者の利益分を差し引いた金額が買取価格となります。

不動産買取価格の算出方法

「売れるであろう金額=相場価格」を基準に逆算するので、複数の会社に査定してもらってもそれほど買取価格は変わりません。あとは、どれだけ「高く買ってもらう=不動産業者の利益を減らす」交渉ができるかでしょう。そのためには、複数の買取会社に依頼し、競合させて価格を少しでも上乗せしてもらわないといけません。

しかし、この複数の会社に見積もりをあげて競争させるという方法以外にはないのでしょうか。

ちゃんとあります。それは買取の経費を減らしてもらうことです。買取の経費として以下のものがあげられます。

仲介手数料がかからないのであれば、その分高く買ってもらうことができます。つまり、仲介手数料を支払わなくて良い不動産会社で買い取ってもらえば良いということになります。

そのためには、不動産における買取の仕組みについて知らなければなりません。そもそも、一口に買取を取り扱っている不動産業者といっても3種類あります。

不動産買取業者の種類

それは、
①自らの会社で買取をしない不動産仲介会社(仲介業者)
②自らの会社で買取もする不動産仲介会社(仲介業者)
③買取専門会社(買取業者)
です。

仲介会社と買取会社

A:自らの会社で買取をしない不動産会社

大手不動産会社であることが多いパターンです。自社で買取しない不動産会社は、買取専門業者と売主の間を仲介します。そのため、仲介手数料が発生します。

買取は仲介に比べて、大幅に売却価格が下がるため、売主はまず仲介の話を聞いて、それでも諸般の事情(すぐに現金が必要など)から買取を選択するのが一般的です。大手不動産会社は売却物件を集める力が大変強いため、買取専門会社がひっきりなしに訪れます。そのため、紹介できる買取業者の数が多いこと(高値を出してくれる可能性もある)、買取業者も大手不動産会社とのつながりを大事にするため(断ると次に紹介がもらえなくなるという恐れ)、無理して高値で購入するケースもあることがメリットな反面、仲介手数料がかかるのがデメリットといえるでしょう。

B:自らの会社で買取もできるけど、買取しない不動産会社

一般的な不動産会社であることが多いパターンです。Aと同じく、自社で買取しない不動産会社は、買取専門業者と売主の間を仲介します。そのため、仲介手数料が発生します。

なぜ、自らの会社で買取できるのに買取しないかと言うと、単純に買取金額が合わないことが多いからです。金額が安ければ安いほど、不動産会社もリスクを負って買取できますが、その金額ではNGと売主に言われるとどうしようもありません。そのため、Aと同じく買取専門会社を探して仲介します。

Aとほとんど同じですが、Bには自社で買取するという選択肢もあるため(Cのケース)、仲介手数料なしに高値で購入してくれるケースもあるのがメリットといえるでしょう。

C:自らの会社で買取もできる不動産会社

Bの会社で、自らの会社で買取するパターンです。不動産会社が直接買主になるので、仲介手数料は必要ないことが最大のメリットです。その分、高く買ってもらえます(手元に多く現金が残ります)。

D:買取専門会社

恐らく、不動産買取を生業としている会社の方が、買取できる不動産仲介会社よりも高く買ってもらえると思います。それに仲介手数料も必要ありません。A・B・C・Dの中で、一番高く買取してくれる可能性も多いでしょう。しかし、現実的に売主が直接、買取専門会社と連絡するケースはほとんどありません。

また、買取専門会社も直接売主から物件を仕入れる方が、仲介会社に購入の仲介手数料を支払わくて済むため良いと考えているはずです。

これについては何度も繰り返しになりますが、買取は仲介に比べて大幅に売却価格が下がるため、売主はまず仲介の話を聞いて、それでも諸般の事情(すぐに現金が必要など)から買取を選択するのが一般的だからです。そのため、最初に知り合った仲介会社との関係の方が強くなってしまうのです。そのためAやBの構図が成り立っているのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

普通の人であれば、不動産売却というのは一生に何回も経験することではありません。一口に不動産を高く買い取ってもらうといっても、業種・業態のことがわからなければどうすれば良いかわかりませんよね。

もし、あなたが買取してもらうことを考えているのであれば、今、相談しているのが上記A〜Dのどれに該当するのかを踏まえて、他の選択肢はないのかを考えてみてはいかがでしょうか。