実際に不動産売却をした人は不動産屋のどんなところに不満があったのか

あなたは、不動産(土地・一戸建て・マンション)を売ろうと考えています。

売却活動開始までの流れとしては以下のようになります。

売却活動開始までの流れ

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初めての不動産売却、心配ですよね。でも、実際に売却活動が始まってみないとわからない部分が多いのも事実です。

そのような方のために、不動産を実際に売った経験のある人が「不動産会社のどんなところに不満があったのか」について調査した結果を説明します。ぜひ売却する前に、依頼する不動産会社を選ぶ参考にしてください。

 

不動産会社のどんなところに不満があったのか

こちらは不動産ポータルサイトHOME’Sが2016年に調査した「10年以内に不動産売却を経験したことのある20代~60代までの男女541人」の回答になります。(『HOME’S PRESS』調べより)

不動産会社の対応で不満だったこと

A 「売却活動の報告が少なかった」(15.5%)
B 「営業担当者の知識・経験不足を感じた」(11.8%)
C 「内見(=購入希望者の案内)が少なかった」(11.3%)
D 「折込やネットなどの広告に積極的に掲載してくれなかった」(9.2%)
E 「売却をお願いした後はまったく連絡がなかった」(8.3%)
F 「契約や引渡し時に不備があった」(6.5%)
H 「その他の不動産会社に対する不満」(2.6%)
I  「特に不動産会社に対する不満はなかった」(55.8%)

「不動産の売却」を決断するまで紆余曲折(うよきょくせつ)あるかもしれませんが、一旦、不動産を売却すると決めて売却活動を開始したら、売主とすればできるだけはやく売れることを願うのではないでしょうか。

不動産売却中の不満

売れるまでは「いつ売れるのか」と不安になるのは至極当然のことでしょう。そのあたりが、Aの「売却活動の報告が少なかった(15.5%)」やEの「売却をお願いした後はまったく連絡がなかった(8.3%)」につながっているものと思われます。不動産屋さんが「きめ細やかな対応やコミュニケーションを取ってくれそうか」は大事なポイントといえそうです。

また、Dの「折込やネットなどの広告に積極的に掲載してくれなかった(9.2%)」やCの「内見が少なかった(11.3%)」という声から、不動産査定のときに「御社はどのような広告戦略を考えていらっしゃるのでしょうか」と確認しておいた方がよいでしょう。大手の不動産会社だからといって、誰もが知っている不動産ポータルサイトに掲載しているわけではありません

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Bの「営業担当者の知識・経験不足を感じた(11.8%)」など、不動産のプロにも関わらず、消費者がこのように感じること自体問題です。しかし、現実にこのように感じた方も多いのです。不動産の訪問査定のときに、営業マンと直接やりとりして「あれ、心配だな」と思うのであれば、その不動産会社に依頼することをやめておいた方がよいでしょう。

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そして、最も多いのが「特に不動産会社に対する不満はなかった(55.8%)」です。これを見て「なーんだ。たいしてみんな不満ないんだ」と思うことでしょう。

違います。こちらはすでに不動産の売却が終わった売主のアンケートです。

不動産売却を依頼して、不動産売却ができたのであれば、目的を果たせて基本的には満足なはずです。そのため、売却できても「不満に思った部分」について注目する必要があるでしょう。

 

売却はスムーズにできたのか

こちらは「売却をスタートして完了するまでスムーズに進められたのか」についてのアンケート結果です。

売却がスムーズだったか

A まったく手間取らなかった 24.2%
B さほど手間取ることはなかった 49.2%
C 少々手間取ることがあった 21.8%
D 非常に手間取った 4.8%

不動産売却なんて一生に一度あるかどうかで、何度も何度も経験するものではありません。そのため「不動産売却のスタンダードな方法」というのは売却した人でもわからないと思います。「ああ、こんなものなのかな」ということでAの「まったく手間取らなかった」やB「さほど手間取ることはなかった」を選択するものと思われます。

以下はCの「少々手間取ることがあった」とDの「非常に手間取った」と回答した144人がそのように回答した理由です。

・思っていたより時間がかかる

「売却をお願いしてから、実際売却にいたるまで、2年の月日を過ぎ、当初の売却価格より200万下がりほとんど諸経費等になり残りがかなり少なかった」
「契約後買い主が、融資の決定までにかなりの時間がかかったので、決済が長引いた」
「思っていたより売却までに時間がかかった」

・買い主がなかなか見つからない

「なかなか引き合いがなく、売却に手間取った」
「買い手がつかなかった」

・不動産会社の対応に不満

「実際と最初の話が違いすぎる」
「相手の方の段取りや説明の悪さに手間取りました」
「担当営業の場当たり的な対応や、知識不足、連絡不足、情報不足、及び人間性のため、そのつどバタバタとした」
「不動産会社が掲載を怠っていたので担当者を変更したり、支店を変更したりで時間がかかった」

・不動産会社からの連絡が少ない

「見積もり等そもそも出だしからかなり時間がかかってこちらから連絡する回数が多かった」
「サイトでは良い事ばかり表現していたのに実際には思う様に連絡はいかず、何回も何回も連絡をいれないとならなかった」
「なかなか担当の人と連絡が取れない」

・価格に不満

「高く売却設定して、中々売れなかった。不動産会社に言われた通りにしたのに」
「価格交渉でかなり相手の金額と差があったので」
「なかなか売れずに値下げせざるを得なかった」
「予定していた価格には程遠かった」

不動産会社の不手際ということ以外、これらの理由のほとんどが「なかなか売れない」ことに対する不満=「手間取った」ということになっています。なぜ、なかなか売れないかというと単純に「相場価格より高い」からです。売れない家(不動産)はありません。

売却する前に相場価格を知っておくことは大事なことと思いませんか?

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

これらは不動産を実際に売ったことがある人の経験談なので、かなり参考になるのではないでしょうか。

不動産屋さんにとっては当たり前のことでも、売主にとってはすべてが初めてのことであり、当たり前ではありません。対価を支払うお客様は売主です。売却中・売却後に後悔することがないよう、売却する前にしっかりと勉強しておきましょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

坂根大介

イクラ株式会社代表。1986年大阪生まれ。関西大学文学部卒業。野村證券株式会社に入社し、国内リテール業務を経て、その後三井不動産リアルティ株式会社(三井のリハウス)にて不動産売買仲介を行う。不動産売買取引の契約実務や物件調査の経験をもとに、プロ向けに不動産の調査方法や用語解説、不動産市況、一般消費者向けに不動産業界の見えにくくわかりづらい不透明な情報をわかりやすく発信している。 主な資格は、宅地建物取引士、JSHIホームインスペクター、2級FPなど。