SUUMOも空き駐車場のシェアサービス参入へ

SUUMOドライブ

SUUMO(リクルート)も空き駐車場のシェアリングサービス事業に参入します。

駐車場シェア リクルートも参入 不動産情報サイトと連携

リクルートホールディングス(HD)傘下のリクルート住まいカンパニーは4月にも企業や不動産管理会社の空き駐車場を時間単位で貸し出すシェアリングサービスを始める。不動産情報サイトと連携し、駐車場オーナーの登録を促す。シェアリングサービスの中でも駐車場は参入障壁が低く、三井不動産や楽天など参入が相次いでいる。

月内にも「SUUMOドライブ」というサイトを立ち上げて駐車場所有者の登録を受け付ける。早ければ4月下旬にも利用したい消費者とのマッチングを始める。利用者はクレジットカードを含めて会員登録し、場所や料金から借りる駐車場を選ぶ。時間は15分単位か1日単位を選べ、10円から利用できる

リクルートは約600万件の物件を掲載する国内最大級の不動産情報サイト「SUUMO」を運営する。駐車場のオーナーや管理会社との取引も多い。2016年8月からは月決め駐車場の掲載も始めた。首都圏や関西圏を中心にすでに1万カ所超の駐車場が掲載されており、空きスペースをシェアリングサービスに登録するように促す。

利用時のトラブルを減らすために当面は法人が保有・管理する駐車場に登録を限定する。利用者とオーナー双方の電話対応窓口も設ける。

料金は6割がオーナーに支払われる仕組み。駐車場料金の相場は立地や曜日、イベントの有無によって大きく変わる。周辺のコインパーキングの料金などをデータベース化。利用が増えるように相場より少し安い料金を自動的に提供するシステムも導入する。

遊休資産を共有するシェアリングサービスとしては米エアビーアンドビーが先行する民泊や米ウーバーテクノロジーズが参入を予定するライドシェアなどがある。米国勢が先行するこれらのシェアリングに比べて駐車場シェアリングは国内勢の存在感が大きい。パーク24や三井不動産リアルティ、楽天などが相次ぎサービスを始めている。

異業種から参入に反対する業界がなく、法的な規制もほとんどないためだ。一方で路上駐車の取り締まりの強化や都市部を中心とした駐車場の不足で時間貸しのニーズが高いことも参入を後押しする。自社の他のサービスとのID連携や24時間対応のコールセンターなど各社はサービスを競っており、今後利用増に弾みがつきそうだ。

駐車場シェアリングサービス

駐車場を保有する人と自動車を止める場所を探している人を結びつけるサービス。インターネットやスマートフォン(スマホ)の普及によってリアルタイムで保有者と利用者を結びつけることが容易になった。保有者からすると長期での利用者が見つかっていない空きスペースを有効活用でき、利用者からすると低コストで短時間利用できる。民泊や個人間での乗り合い(ライドシェア)など他のシェアリングサービスに比べると、参入障壁は低い。

(2017年3月23日日本経済新聞朝刊16面抜粋)

駐車場シェアリングサービスといえばakkipa(あきっぱ)です。

akippa

akippaは個人の空いている駐車場をシェアするサービスから始まりましたが、リクルートは、自社の運営する不動産ポータルサイト「SUUMO」が不動産会社とのつながりが強く、その強みを活かして駐車場を管理している不動産会社に営業してシェアサービスを始めます。

営業力が強いリクルートでもありますし、地場の不動産会社とのつながりがより深い「Home’s」や「at home」より先行して行うのでその分の成果はありそうですね。

一方、管理している不動産会社が勝手に又貸しする懸念もあります。

このビジネスは、いかに空いている遊休資産のパイを取るかなので、リクルートは「不動産会社」をターゲットにし、まさに絶妙なタイミングで参入したのではないでしょうか。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

坂根大介

イクラ株式会社代表。1986年大阪生まれ。関西大学文学部卒業。野村證券株式会社に入社し、国内リテール業務を経て、その後三井不動産リアルティ株式会社(三井のリハウス)にて不動産売買仲介を行う。不動産売買取引の契約実務や物件調査の経験をもとに、プロ向けに不動産の調査方法や用語解説、不動産市況、一般消費者向けに不動産業界の見えにくくわかりづらい不透明な情報をわかりやすく発信している。 主な資格は、宅地建物取引士、JSHIホームインスペクター、2級FPなど。