定期借家契約とはなにかわかりやすくまとめた

定期借家契約とはなにかわかりやすくまとめた

Q:定期借家契約(ていきしゃくやけいやく・ていきしゃっかけいやく)とはなんですか?

A:期間満了により終了する建物賃借権

借家(しゃくや)とは、借りた状態の住宅のことで、家主から見た場合は貸家(かしや)といいます。定期借家契約とは、定められた期間が終了すると契約が更新されることなく、出ていかなければならない借家契約のことです。

住宅(建物)ではなく、借りた状態の土地を借地(しゃくち)といいます。

借地権についてわかりやすくまとめた

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2016.06.24

定期借家権といっても、建物を借りる点では、一般の建物賃借権と変わりなく、登記上も、特約として「契約の更新がない」という文言が入る以外は、通常の賃借権登記と同じです。賃借権とは、賃料を支払って借りた物を使用することができる権利です。

賃借権についてわかりやすくまとめた

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2018.11.02

一般的な借家契約では、期間が終了しても、賃貸人(貸している側)の特別の事情(正当事由)がない限り、賃借人(借りている側)の契約期間更新を断ることができず、いったん家を貸してしまうと、なかなか立ち退いてもらえませんでした。

この問題を解決するため、定期借家制度が定められましたが、今までの借家契約がなくなるわけではなく、一般的な借家契約と定期借家契約の2種類の契約形態が併存し、建物を賃貸借するにあたってどちらかを選択できます。

定期借家契約は、居住用物件よりむしろ事業用物件で多く利用されますが、定期借家権の登記は、あまり見かけません。オフィスや店舗は、建物の一部だけを借りる例が圧倒的に多いので、登記の対象とならないからです。

事業用物件について定期借家契約が利用されることが多いのは、家賃収入が一定期間確実に見込めるからです。